フラッシュの材料 3

接着剤

フラッシュは 芯材と表面材を接着剤を介して接合すること=「接着」によって 扉として成り立ちますが、
この「接着」とはどのようなことでしょうか。

簡単に 接着の概念を解説しますと「フラッシュのような木質系同士の接着では、2つの接着体(芯材と
表面材)の表面にある木材の導管などのちいさい窪みに 接着剤が入りこんで硬化し 釘のような働き
を している状態だと言えます。

フラッシュに よく使われる接着剤としては、

@酢酸ビニル系接着剤 (酢ビ・白ボンド)

Aクロロプレン系合成ゴム溶剤型接着剤(ゴム糊・速乾)

B尿素系接着剤など

が あります。

@酢酸ビニル系接着剤
酢酸ビニルの重合により得られる熱可塑性樹脂で 略称PVAo。主としてビニロン繊維などの原料として
使われるが、溶剤に溶解して接着剤、塗料に用い また乳化重合のエマルジョンにしたものを接着剤、
壁用塗料に用いる。
木材を始め木質系の材の接着には、必要かつ十分な強度が得られる。と同時に取り扱いを含めた作
業性も良好で、通常のフラッシュの表面材を貼る場合に 最も適した接着剤だと 言うことができます。
ただし 同じ酢酸ビニル系接着材といっても 製品により成分の割合、粘度、堆積時間、加圧時間、養生
時間など様々な差異や特徴があるので、生産の諸条件を考慮し選択をする必要があります。

Aクロロプレン系合成ゴム溶剤型接着剤
クロロプレンゴムとは ビニルアセチレンに塩酸を作用させて得られる揮発性液体=クロロプレンを酸素
の存在で重合させたものです。強靭で 耐油性・耐老化性がよい特徴をもちます。
酢酸ビニル系接着剤では不可能な非木質系材(例えば メラミン化粧板・金属板など)の接着が可能です。
クロロプレン系合成ゴム溶剤型接着剤を取り扱う場合には、溶剤を使用しているので、火気に注意すると
ともに、作業中の換気にも十分気を配る必要があります。

B尿素系接着剤
縮合形合成樹脂で、尿素とホルムアルデヒドとの縮合によって得られる。濃縮したままのものは接着剤、
塗料および樹脂加工用に、充てん剤を加えて加工成形したものは、着色が自由でかつ安価であるので
食器類、電気器具類、建築材料用などに利用される。耐水性にやや難がある。


フラッシュの材料1 芯材

フラッシュの材料2表面材・大手材

フラッシュの製造工程について

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